杜/Mori
この世界は、もう醜いかもしれない。
いろんな人に踏み荒らされて、唾を吐き捨てられて
どこを歩いてももう汚染されている。
個性が溢れてきてしまって却って個性がなくなった
みんな仮面をつけて生活をして
「自分は人とは違う」って
みんな同じ仮面をつけている。
同じ仮面だとも気づかずに
みんな同じ仮面をつけている。
悲しさも、辛さも、悔しさも、怒りも
全部全部、地面に吐き出されていって
本当にこの世界は醜く、悲しい世界。
そんな世界を僕は美しく思う。
美しくあってほしい。
そう、願っているだけかもしれない。
それでも僕は世界は儚くも美しい世界を信じて
絵を描くのです。